« 2014年02月 | メイン | 2014年05月 »

2014年03月 アーカイブ

2014年03月31日

傳左衛門日記 3月29日

歌舞伎座四月興行稽古。
合間に銀座一穂堂、輪島の職人さん達の「鼓の復元」展拝見に行く。
茶陶も能道具も桃山時代が頂点と言われている。尤も数百年を経、幾多の天災戦災を乗り越えたチカラに依るところも大きい。
鼓などは演奏家か、或は稽古している方しか所持しようと思わない、非常に狭い市場なので、茶陶に比して現代作家が挑戦しづらく、故に育たないものである。
今回の輪島の職人さん達の、商業ベース抜きに古に挑む姿勢に、今上の御代に生ける作家の矜持を示した。
同時に展示・販売されていた椀等の輪島塗の用の美。各人が日頃から斯様な椀一つ、箸一膳でも「本物」を使うことが後世に文化を遺す手段と改めて思う。
今日は合間で時間も無かったが、会期中通い、次回は音をしっかり確認したいものである。
大変感銘を受けた。