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傳左衛門日記 11月22日

早朝、暗い雨の中ヴロツワフ空港へ。バス停のような小さな空港。
空路ワルシャワで乗り換え、ロンドンへ、分厚い雲を突き破り、輝かしい日輪と暫し再開の後、また分厚い雲の中に突入。斯様に曇りばかりでは精神が鬱屈する。我が国の抜けるような蒼空が有難い。
明日は帰国日、たった一日のトランジットだが、完全なOFF。帰国後の慌ただしい生活の再来を思うとうんざりだが、慣れたロンドンの街を効率的に廻り土産物整え、夜はENOでCOMPLICITEとの共同企画のOPERA「A DOG'S HEART」を観る。ソ連の博士が犬に人間の心臓を移植したら犬が段々進化し人間になったが、手におえない行動を繰り返したので又犬に戻す、という実に単純な物語。
演出の面白さ、役者達の高い身体能力の素晴らしさも、OPERAかと言われれば疑問。演出のSIMON McBURNEYのNAME BRANDで「音楽にも合った素晴らしい演出」位の評論が書かれるだろうが、物凄い数のキッカケ、指揮者と音楽家達の高い技術が合わせ、初めてOPERAの体裁。
劇場の音楽家は所詮縁の下の力持ちというのは東西共通だが、まぁ解る人だけに解って貰えれば良い。
ともあれ、舞台としての出来は最高であった。
宿は再びHER MAJESTY'S THEATREを見下ろすHAYMARKET HOTEL401号室。快適に過ごす。
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