名古屋御園座。
「伝統芸能の今」の公演中に、亀治郎丈から大樋焼の盃をいただいた事は以前記した。
互いに陶器を愛好する共通点有り。以前からお世話になった方々に陶器を贈るのだが、亀治郎丈には最も愛好する細川護光氏の作品を贈りたいと考え、氏の作品を常設で購入出来る所を伺おうと、氏に直にメールをした。
残念ながら、左様な所は無いとのご返事、大いに落胆する。
が、氏から「作成しましょうか」と望外のメール、二つ返事でお願いし、世に二つしかない粉引の盃を作成していただいた。
一つは亀治郎丈に贈り、一つは旅の友、名古屋に持参している。
普段晩酌などしないのだが、毎日必ず一杯だけ呑み、磨き育てている。枕が代わると眠れぬ質だが、今月は実によく眠れる。
数十年後、互いの盃がどのように育っているか、亀治郎丈と細川氏と見せあいたいものである。

