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傳左衛門日記 5月22日

歯の治りは遅いらしい。大声を出すな、血圧あがるような事するな等、我が生業には不可能。先週拙文をお読み下さったという方からゼリー飲料の差し入れ有、人の情けに感謝。
夕刻国技館に行く。祖父11世傳左衛門、父亀井忠雄の血は争われず。近頃幕内土俵入で花道で喋っている力士を見かけるようになり愕然、相撲の成立から勉強しては如何か。
審判交替で九重親方登場、場内アナウンスの「正面審判長九重、元横綱千代の富士」で場内から懐かしさや尊敬の念が籠もった万雷の拍手、今日これ以上の拍手を受けたのは横綱白鵬のみ。
さて横綱は違う境地に達した印象を受ける。勝つ為や、負けない為の相撲でなく、削ぎ落とされた、さながら合気道の達人の演武のような境地。相撲は格闘技ではない。
何故祖父や父が相撲を愛してやまないか、白鵬の姿に代々の名横綱が重なり、改めて確認出来た気がする。

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