歌舞伎座昼の部終演後、国際フォーラムへ個展を観に行く。
画家の東園基昭氏は初等科からの同級生である。初等科の頃から趣味で能を習っている、歳の割には古典に親しんでいる人で、学習院から多摩美大に行ったのだが、実に独特な日本画を描く。
一見古典をモチーフにした前衛的作品に見えるが無駄なてらいが無く、本物の、明るく発色の良い作品群は、それぞれ古典に対する知識や造詣の深さが読み取れる。
能の装束なども、単に華やかな色づかいやパターン等表面的な部分を楽しむだけではなく、謡の詩章や、底本たる源氏物語等の世界観を奥底に秘めた装束の製作者やセレクトした演者の意図を読み取る面白さが有る。東園氏の作風はまさにそうである。
引き続き来週8日から数日、日本橋室町の三溪堂という画廊で個展を開催するとの事なので、もう少し深く観てみようと思う。
