毎朝毎晩茶を点てる。あのさっぱりした苦みが好きなだけで、別に点前を習った事は無い。釜をかける訳でもなく、POTからジャーっと。点て方も我流自己流で、茶道をされる方が御覧になったらさぞ非難されるであろうが、茶碗をはじめ茶器は大好きである。普段家では母から貰った萩の現代物を愛用している。
今日から細川護煕氏のご子息で陶芸家の細川護光氏の作陶展が有るとの事で、てっさい堂の若旦那に連れていって貰った。
護光氏は1972年生まれとの事で、年齢は4つ、学年は3つ上で、親しみやすく大らかな内に、情熱の炎が静かに燃え盛るような御仁だ。
氏の作品は正統派だ。てらいの有る、作家の意図や技巧を押し付けるような器は嫌いなのだが、氏の作品にはそれが無い。何とも言えぬ爽やかな風情が漂う。お願いし、茶碗をお譲りいただいた。幸運な出逢いだ。今後も一ファンとして追い掛けて行きたい芸術家の一人である。
帰京後、中等科時代に在籍した古武道部の顧問の先生が退官なさるお祝いの会に参加する。
学習院は戦前の官立学校時代の名残で、退職とは言わない。他にも、僕らの時代位までは、先生が高等科生を"生徒"ではなく"学生"と呼んでいた。三島由紀夫氏の随筆でもそうだった。
初等科から大学二年で中退するまで14年間在籍したが、何とも大らかな学校であった。
古武道部は合気道と剣術を通じ心身を鍛練する事を主としていた。在学中の三年間齧っただけだが、ここで鍛練した気や呼吸の溜め方出し方が、現在大変に役立っている。
久々にお目にかかる顧問や師範の諸先生や諸先輩に後輩達と談笑し、楽しい時間を過ごした。
人にも物にも、様々な縁に恵まれた良い二日間であった。


コメント (1)
写真のお茶碗がとても素敵なので、思わず、コメント差し上げております。色の具合と、控えめで落ち着いた印象がとてもステキだな…と拝見いたしました。下に敷かれている紺色の帛紗のような布も、可愛らしいです。
毎朝毎晩、お茶を点てられるとのこと、お点前を習ったことがない方でそのような方がいらっしゃることに、感激いたしました。 [私は茶道を習っておりますが、私もお茶碗が一番好きです。道具も着物も、何事も、控えめなものが心が癒されます‥]
茶道のコメントで失礼いたしました。
投稿者: ぽん | 2009年04月16日 04:51
日時: 2009年04月16日 04:51