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2009年01月 アーカイブ

2009年01月14日

お正月(傳次郎日記)

昨年も同じブログを書きましたが、全く同じ正月を過ごしました。
ただ2日は舞伎座の合同顔寄せがありましたので、午前10時に演舞場の稽古に行き、
歌舞伎座の「老松」の出囃子に出演し、そのあと演舞場→浅草→演舞場の稽古に行きました。

今月は浅草の「一條大蔵譚」→歌舞伎座「鷺娘」→演舞場「七つ面」→歌舞伎座「鏡獅子」
→演舞場「白浪五人男」に参加しております。三座五演目は最近なかったので気合で乗り越えようと思っております…けど玉三郎さん・勘三郎さん・海老蔵さん・亀治郎さんとお正月から一緒の舞台にたて、囃子方にとってはなにより幸せなことだと思います!

2009年01月15日

傳左衛門日記 1月1日

カウントダウンの仕事が有るときを除けば、中学生の頃から20年ほど、年越しは同じパターンで過ごしている。
大晦日は赤坂の豊川稲荷に御礼参りに行き、上野の蓮玉庵で家族分の年越し蕎麦を買い、家で蕎麦を食べ、某国営放送の歌番組の終わりかけでテレビをつけ、全国各地のゆく年くる年を観て、豊川稲荷に初詣に行く。
とにかく毎年混んでいる上、芸能人が来るとかで、参拝者以外のファンの方々が多く、混雑に拍車をかけている。
元旦は家で雑煮を食べてから、毎年恒例のセルリアンタワー東急ホテルの能楽堂でのCONCERTがあり、年始まわりをしてから家で一門の新年会。一年で一番行事が多い日である。

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2009年01月17日

亀井広忠でございます。

blog復活とさせて頂きます。

皆様大変に遅ればせながら新年誠におめでとうございます! 昨年は南座・歌舞伎座・ダイナース公演・神戸オリエンタル劇場・増上寺・パブリックシアターと、皆々様の変わらぬ三響会に対するご愛眼の賜物と感謝申しあげます。昨年は南座公演では観世宗家と分家に特別にご出演願えました事。歌舞伎座公演は両親の会では御座いましたが一番も能楽そのものには出させてもらえず、その代わりに勘十郎・富十郎・吉右衛門といった歌舞伎界の大御所達と共演させて頂けた事。神戸オリエンタル劇場では普段全くご一緒させて頂くことのない宝塚出身の役者様方の舞台に触れさせて頂けた事。そして増上寺公演の「珠響」、これは私にとって昨年歌舞伎座と並ぶ最も大きな出会いでした。我々囃子方というのは「謡・囃子・舞」の三位一体で成り立つ芸能という言葉を信じて、役者を動かす・謡わせる演奏をするのが本分なのです。それが囃子のみの演奏であの強烈な他の4組の演奏家達と対峙していく音楽コンサート形式の三響会、面白かったし改めて自分達の古典の技術を磨かねば対決出来ないと思いました。珠響5組のメンバーはアラフォーならぬアラサー、浅草
歌舞伎同様やっと自分達本来の世代だけで組めると実感しました。

今年の2月は我々アラサーにとっての先達と申しましょうか、道を切り開いてきてくれたお兄さん二人、野村萬斎氏と一噌幸弘氏にゲストとしてこの珠響に華を添えて頂きます。田中傳次郎を中心に集まったこのグループ、まだ浅はかなセッションはするつもりはなく当分は各々の技芸や生きている世界観をぶつけ合う活動にしていけたらと思っております。 但し代表は傳次郎氏なので、彼の意図を組んでの珠響にしていくつもりでおります。本年も三響会及び三兄弟の能歌舞伎の舞台を愛して頂きたく何卒宜しくお願い申しあげます!

亀井広忠 拝

2009年01月20日

広忠舞台日記 1月1日

元日というよりも大晦日から参ります。
歌舞伎の方は暮は翌正月公演の稽古で忙しくされておりますが、能楽界の方はさほど詰まっている訳ではありません。30日は2月にあります「朝長・懴法」の下申し合わせがありました。31日は両祖父の墓参りをし(一年の報告をしに)、家族揃って年最後の夕飯を共にした後一旦仮眠しました。仮眠の訳は夜中にある奉納舞台の為です。12/31 23:30頃家を出発し靖国神社へ。 1/1 の1:00、拝 殿にて梅若六郎家による「弓矢立合」の舞台を勤めました。舞台後神殿へ参りお祓いを受けて終了。帰宅は2:00を回り、明日というか今日の舞台の支度をして風呂に入り3:30頃また仮眠。6:30頃起きて9:00の飛行機で大阪へ飛ぶ。 大阪のセクター88という会社の催しで茂山狂言会による「天空狂言」に出演、13:00開始の茂山千之丞先生の「三番三」を大阪能楽会館にて打たせて頂く。千之丞先生は御年80代半ば、もうそろそろ三番三のギネスに申請されてもよろしいのでは?? とかく先生のお元気で立派な三番三で新年を
迎えるのは大変に有り難く、身が引き締まる思いを致します。夜の部の室町歌謡組曲の囃子を打って最終便で東京に戻る。22:00過ぎに帰宅し両親に新年の挨拶、これが私のここ数年のお正月の迎え方です。

2009年01月21日

広忠舞台日記 1月2日

恒例のセルリアンタワー能楽堂での正月コンサート。 本日も三番叟でした。 以前にも触れさせて頂きましたが、目標は中村屋の鏡獅子。三番叟こそ亀井家のお家芸であり、亀井広忠のライフワークとしていきたいです。自身の自信と誇り、そして曲へ師匠(父)への尊敬を忘れずに。まだまだ親父や爺さんの鋭い切れ味の三番叟には勝てないですからね!

2009年01月22日

広忠舞台日記 1月3日

本日やっと休暇。しかしながら正月らしさを今年は少し違った形で味わうべく、母親の運転手を志願する。歌舞伎座・新橋演舞場・浅草公会堂と初日廻り。待機中に歌舞伎座の角のPRONTOで朝ご飯を食べながら朝の銀座の街を見るのもいい。 演舞場では海老さま目当ての若いお客様で賑わっていた。浅草は車が通れず停められず田原町までパーキングを探しに行った。 浅草は中に入り田中社中の面々と新年の挨拶をさせて頂いた。傳次郎の案内で役者さんの部屋へ。勘太郎・七之助兄弟は出番で舞台へ、亀治郎氏は出番の拵え中にお目に掛かれた。昨日正に亀ちゃんの秀吉をテレビで見たばっかりだったのでその事を伝えたら、「寧々 おんな太閤記」のPRラベルが貼ってある日本酒を彼から頂戴致した。友達とは有り難い! お年玉をもらったような気分になった♪

夜は藤間勘十郎氏と我々共通の友人がパリから帰国中で、三人で銀座で新年会をやった。

2009年01月23日

広忠舞台日記 1月4日

観世会初会「熊野」を勤める。シテは岡久広氏。 東京の観世会の初会は能楽会で一番権威のある催しかも知れない。観世清和宗家のもとに観世銕之丞・梅若玄祥(六郎改め)・片山九郎右衛門・観世喜之・梅若万三郎を始め家元直門が集結する会だからだ。その中で真ん中の曲は重みが違う。無事に勤め仰せたが打った本人だから言えるのは、やはり観世会初会の真ん中は亀井忠雄師か安福建雄師が打たれた方が重みが出ると思われます。名誉ではありますが、若手や中堅ではなく大鼓は両巨頭が来られた方が会の格が違うと思います。 まだまだ高みがあるから、役者もお客様もそれをよくご存知だからこそやり甲斐のある芸の道なのです。

2009年01月24日

広忠舞台日記 1月5日

ジムに行き10km近く走る。 夕方は銕仙会の謡初め、当主銕之丞先生の「老松」の囃子を打たせて頂く。宗家及び各お家にはこのように「謡初」と言って新年を寿ぎ一年の舞台に臨むという風習が伝わっている。各家によって異なるが銕之丞家は老松・東北・高砂の三番となっている。私が幼少の頃の銕仙会の謡初は先代銕之丞先生が老松、榮夫先生が東北、毎年交代で銕仙会一門の誰かが高砂、といった順序だった。今年の東北は野村四郎氏、大鼓は父だった。
謡初の儀が終わって新年会、青山(銕仙会)で修行していた自分にとって家族集合みたいなものだが、やはり恩師先代銕之丞・そして榮夫両師が居られない新年会は何処と無く寂しさも感じる。しかし我が師の報恩の為にはそんな事は言ってはいられない。現銕之丞師と共に子息・淳夫君を盛り立てこれからの銕仙会を囃子方の立場ではありますが築いていきたいと思う。

2009年01月26日

広忠舞台日記 1月6日

佳広会(亀井広忠社中)打ち初め及び新年会を神楽坂で行う。今年は7/1に宝生能楽堂にて佳名会(亀井忠雄社中)佳広会合同発表会があるので、御社中にはより一層の稽古の充実が求められます。皆様には頑張って頂きたいと思います。

夜遅くから観世喜正氏・一噌隆之氏・山本則孝氏と合流して新宿で新年会。

2009年01月30日

「神楽坂伝統芸能2009」のお知らせ

忠雄・広忠が出演いたします、「神楽坂伝統芸能2009」実行委員会より、お知らせが届きました。
皆様お誘い合わせの上、ぜひご来場くださいませ。

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神楽坂伝統芸能2009
神楽坂の至宝が奏でる日本の伝統芸能絵巻
私たちが世界に誇るべき伝統芸能の数々を、矢来能楽堂の能舞台でお楽しみいただく特別公演のお知らせです。人間国宝を中心とした豪華な顔ぶれは、伝統文化を伝える人々が暮らす神楽坂ならでは。神楽坂が地元の亀井忠雄・亀井広忠両氏にも、ご出演いただきます。ぜひ、お誘い併せの上ご来場くださいませ。

【演目】

●雅楽「平調音取(ひょうじょうのねとり)」「越殿楽(えてんらく)」「陪臚(ばいろ)」
  【出演:龍笛 芝祐靖 ほか】
●能「石橋」(昼の部)【出演:観世喜正・亀井広忠】「羽衣」(夜の部)
  【出演:観世喜之・亀井忠雄】
●長唄「賎苧環(しずのおだまき)」
  【出演:唄 東音宮田哲男・箏 山勢松韻・囃子 藤舎呂船・三味線 東音 宮田由多加 ほか】
●新内「蘭蝶」
  【出演:浄瑠璃 鶴賀若狭掾・三味線 新内仲三郎 ほか】
●日本舞踊「都風流」
  【出演:立方 神楽坂眞由美・万り・舞子・地方 東音宮田哲男 ほか】

優美な雅楽から華やかな芸者衆の舞踊まで、深く豊かな魅力に満ちた世界をご堪能ください。

【日時】
2009年3月7日(土)
昼の部 13時開演(12時30分開場) / 夜の部 17時開演(16時30分開場)
*同内容で2回公演。能のみ出演者が異なります。

【会場】
矢来能楽堂(〒162-0805 東京都新宿区矢来町60)

【料金(全席指定)】
SS席15,000円・S席13,000円・A席11,000円・B席8,000円・B席学生4,000円
*S席とB席は一部座布団席、B席(学生)はパイプ椅子

【チケット取扱い】
●古典空間チケットデスク
03-5478-8265(平日10時~18時)
web予約 http://www.koten.co.jp
● イープラス
http://eplus.jp/

3月1日~8日の1週間は「神楽坂伝統芸能2009」として、「神楽坂落語まつり」「粋いきスタンプラリー」などの楽しいイベントをご用意しております。
詳しくはこちらまで
神楽坂伝統芸能2009(http://www.kagurazaka-dento.com
主催:「神楽坂伝統芸能」実行委員会
企画運営: 株式会社粋まち


お問合せ
「神楽坂伝統芸能」実行委員会
(事務局:株式会社 粋まち)
TEL:03-6426-1728(平日10:00~17:00 *年末年始除く)
FAX:03-6426-1729
e-mail:info@kagurazaka-dento.com

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