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傳左衛門日記 11月16日

十日間続いた玉三郎さんの八千代座舞踊公演千穐楽。
こちらに来る度に、主催の八千代座倶楽部の方々をはじめ、熊本の山鹿という街を挙げて公演を盛り上げようという人情味溢れるもてなしを受ける。
旅館は朝晩毎日地元の食材を生かした献立を工夫して下さるし、昼は八千代座倶楽部の皆さんがおにぎりや味噌汁等炊き出しをして下さったり、近所の喫茶店のお姉さんがおにぎりを差し入れして下さったり、……。
温泉がまた素晴らしい。舞台で汗を出し、温泉で汗を流し、まさにスローライフである。
お客様も素晴らしい。皆さん心の底から楽しんでいらっしゃるし、玉三郎さん以下、板の上の我々もいつも以上に真剣勝負である。
玉三郎さんの一挙一動に万雷の拍手で、カーテンコールは平均四回。通常の歌舞伎公演では有り得ない。
帰京の日はいつも淋しいのと同時に、ここまで人々を魅了してやまない坂東玉三郎という役者の凄さ偉大さを感じる。
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コメント (1)

mentaiko:

傳左衛門さんの鼓の音も、八千代座では、より観客席に響いてきて(ということは、観客の拍手も舞台上により響くということ?)、まさに至福のひと時でした。

>帰京の日はいつも淋しいのと同時に、ここまで人々を魅了してやまない坂東玉三郎という役者の凄さ偉大さを感じる。

2週通いましたが、毎日観たかったです。公演期間中、日々今日はどうなのかなぁと気になるし(笑)
楽日には、思わぬ玉三郎さんの毛振りのカーテンコールに、玉三郎さんの様々な想いを感じ、この公演を観れた嬉しさ、終わってしまう淋しさでいっぱいになり、最後は泣いてしまいました。が、玉三郎さんの華麗な舞や傳左衛門さんたちの力強い演奏、そして山鹿の皆さんの優しさ溢れる笑顔を心にとどめ、2度と来ないこの時に居合わせて貰った事に感謝しなくては思いながら帰路につきました。

本当にありがとうございました。

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