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傳左衛門日記 8月9日

歌舞伎座初日を迎えた。
野田秀樹氏からご依頼を頂戴し、最初に愛陀姫の打合せをしたのは四月半ば。NODA MAPの事務所にLONDONの「DIVER」の打合せに行った時に、ちょっと先に愛陀姫をやりたいと仰り、急遽打合せを開始した。
野田さんの音楽コンセプトは、ヴェルディのアイーダの主要ナンバーと、古典っぽい音楽を和楽器で演奏する事であった。僕は大のクラシックオタクである。iPodに入っていたアイーダを聞きながら打合せを進行した。
そもそも和楽器は西洋音階を出しにくい。ことに転調に弱い。スコアを買って改めて分析すると、アイーダは転調だらけである。
そこで、先ずは古典の邦楽界のトップランナーに協力を依頼する事から始めた。特に能管の一噌幸弘さん、ZANというバンドで活躍中の琴の市川慎さんの協力を得られたのは大きい。

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