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傳左衛門日記 8月6日

囃子の会は三響會と違い、両親兼師匠の会。又違う責任が有る。
会場は歌舞伎座。この18年余り、多分家より多くの時間を過ごしているホーム中のホーム。全ての事、特に音に関する事は把握しきっている。
そんな所での囃子の会。毎度能狂言、歌舞伎、舞踊の役者や演奏家の第一人者がGUESTで出演する。他ジャンルの出演者の方々に、気持ち良く歌舞伎座で至芸をお見せいただく、ホスト的な役割も有る。三響會以上に舞台上も楽屋も気を抜けなかった。
母佐太郎師の芸は無欲である。淡々と舞台を勤め、後継者を残そういう求道者精神のみを感ずる事が出来る。塵世俗土に塗れた身には常に反省させられ、勉強になる。

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