« 「囃子の会」取材会 | メイン | 傳左衛門日記 8月9日 »

いよいよ今週…(傳次郎日記)

我が家の夢であり挑戦でもある大イベントがいよいよ今週に迫りました。
まさか歌舞伎座で…まさかこのメンバーで…
いろんな偶然が必然のような流れで決まり、今回の「囃子の会」の形になりました。
企画段階から両親と話し合い“今の忠雄&佐太郎”を中心に考え、出演をお願いする方、我々兄弟とも「どう絡めるか」を慎重に選びました。家族で同じ道を歩んでいるのに意外と“初共演”ばかり。実は「佐太郎と広忠」「忠雄の大鼓と広忠の大鼓」「佐太郎の太鼓と私の太鼓」「家族全員での演奏」、これらすべて初めてのことなんです。
最初の「三番叟」は“佐太郎還暦祝い”として我々兄弟で囲み、亀井家四男のような勘十郎さんに舞っていただく(笑)
最後の「獅子」はあえて“番外”として扱い、身内と身内のように応援してくださる皆様に向けて思い出に残るような演奏にしたいと思っております。
先日、両親の記者懇談会も隅のほうで見ていて思った事は“年齢”です。この家に生まれ両親・兄弟とともに歩み、2歳から稽古を始め、10代は必死に修行し両親の背中を追い続け、20代は三響會を主宰し歌舞伎でもお役を頂戴し両親の芸を盗むのに必死で、いま30になりやっと修行時代に両親から教わった事が理解してきたかな…やっといまからスタートかな…と思っていました。しかし記者懇談会で父が「親バカではありませんが息子たちもやっと育ち、私の年齢になるときはきっと私の芸位は超えるでしょう…前回、傳左衛門と傳次郎と獅子を演奏したとき本当に(演奏を)やってよかったと思ったよ…」と記者さんたちに話している姿を見たとき寂しさと悲しさで涙が出そうになりました。“父は偉大”と母親から家訓として教育を受け、稽古も舞台も厳しく・激しく、我々に「舞台人の生き様」を見せてくれた「亀井忠雄」が自分の舞台人生に覚悟を決めたような言葉でした。常に“いつ死んでも納得する舞台を勤める”と言う父親が今回の「囃子の会」で我々に“魅せるぞ”というメッセージだと感じました。
今回の「囃子の会」にご来場くださるお客さま。家族の一員になった気分でお楽しみ下さい!

トラックバック

このエントリーのトラックバックURL:
http://www.sankyokai.com/cgi-bin/mt/mt-tb.cgi/169

この一覧は、次のエントリーを参照しています: いよいよ今週…(傳次郎日記):

» 囃子の会ー歌舞伎座 送信元 さくら-おもちゃ箱
8月2日(土) 第六回囃子の会(亀井忠雄、田中佐太郎夫妻主催) またとんでもない舞台を観て、聞いてしまった!! 能と歌舞伎の囃子方のご夫妻が主催、後を... [詳しくはこちら]

コメント (2)

mentaiko:

「囃子の会」博多から駆けつけます!
傳次郎さんのコメントを読んで、ますますワクワク、ドキドキ。

>家族の一員になった気分でお楽しみ下さい!

そんな気分になれたら最高です☆
楽しみにいたしております。

saheizi-inokori:

「鼓の家」を観て感動しました。
とても楽しみです。

コメントを投稿

(いままで、ここでコメントしたことがないときは、コメントを表示する前にこのブログのオーナーの承認が必要になることがあります。承認されるまではコメントは表示されません。そのときはしばらく待ってください。)



Powered by
Movable Type 3.35