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傳左衛門日記 5月20日

既に伯林公演の盛況ぶりが日本にも伝わっている模様。今迄の「夏祭浪花鑑」とは全く違う物になった。
最大の違いは和太鼓の上田秀一郎君の演奏がよく填まってくれた事。
林英哲さんに、家元に全て預けるのでお願いしますと言われた手前、又彼をブッキングした僕の面子も有る。無責任な事はさせられない。
立ち回りには彼のソロを多用した。前に中村屋に聴かせた英哲さん作の「三つ舞」のウ゛ァリエーションと大太鼓ソロ。大太鼓は元々考えていたが、スペースの問題で諦めていたのを、勘三郎さんの熱望により、スタッフの方々が工夫してクリアしていただく事が出来た。
上田君も歌舞伎という慣れない環境の中、実に素晴らしい演奏をしてくれている。
今回は上田君と田中社中との合奏も有るため、開演前に毎日練習をしている。皆上手く打ち解け、刺激され、良いチームになってきた。
三響會の為、ルーマニア公演には参加しないが、安心して彼等に任せる事が出来そうだ。
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