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2008年05月 アーカイブ

2008年05月01日

広忠舞台日記 4月22日

浅見真州氏の御社中会。お素人会で能を打たせて頂けるだけで晴れがましいのに、曲はなんと卒都婆小町!! 同じ大鼓の先輩方(父も含めて)が多くいらっしゃる中でしたので、そりゃあ緊張しますよ。 浅見先生の親心に感謝致します。あとは舞囃子が二番で、なんと舞われたのが親友の尾上青楓夫妻! 青楓氏が鶴亀で奥様は井筒。嬉しくなっちゃいましたね~♪ 獅子虎傳では共演はなかったけども、こうして彼と同じ能舞台に立てるのは。

2008年05月02日

広忠舞台日記 4月23日

梅若能楽学院にて梅若晋矢氏の御社中会。能二番に囃子三番打たせて頂く。晋矢さんは私が大好きな役者のお一人で尾上青楓さんや私の兄弟、茂山兄弟と組んで明治座において「伝統芸能の若き獅子たち」という会もやったことがあります。世代的には晋矢さんは兄獅子ですけども、我々若僧たちの良き兄貴分として接してくださる良き兄貴分な方です。

この日の能の地頭は梅若六郎先生。やはり名人が謡われる地謡で勤める舞台は体はくたびれますが精神的には全く疲労しません。

2008年05月03日

広忠舞台日記 4月24日

申し合わせ二件掛け持ちしてからジムで走り、夜は散髪に行く。いい気分転換♪

2008年05月04日

広忠舞台日記 4月25日

申し合わせで能二番と囃子8番ほど打ってから松濤へ行き関能会「忠度」の本番。シテは関根祥人氏。祥人さんは私の15歳上の学校の先輩でもあり観世の家元とは同級生にあたられる。家元の生涯のライバルと言われる方で今の中堅世代では間違いなくトップを走られてて、梅若晋矢さんと共に注目を一心に受けられる方でしょう。また曲が忠度という名曲中の名曲でシテが関根祥人、燃えない訳にはいかないでしょう?!

忠度は修羅能の中では異質な曲趣かと思われます。戦物語主体よりも、軍人よりも歌人としてのプライドが強く、戦に出掛ける前に藤原俊成のもとまで出向き勅撰和歌集に自分の和歌を入れてほしいと頼む。死後も尚俊成卿と縁のある僧の前に現れて俊成卿の子息である藤原定家に頼んでもらいたいという芸術家としての執念が曲のテーマとなっています。そしてその曲全体を覆うのが和歌と花なのです。歌人として後世にまで名を留めたいという忠度のアーティストとしての執心が我々役者の心を揺さぶるのです。
忠度を作るにあたっては世代によって異なるかと思われます。初めて打ったのは15歳の頃でしょうか? 10代20代の頃はとにかく修羅能としての基本を踏まえた強い演奏法をとり、30・40代では花と和歌を念頭に置いた柔らかみのある演奏法、50代半ば頃からは今一度初心に帰り強く演奏する。強さのみが全面に出る今の自分の年代では忠度を作るのは難しいのです。武人と歌人両方備わってないと。一昨年拝見した三川泉先生と親父の忠度のなんと素晴らしかったことか!! 80歳過ぎの三川先生の若やいでいること!父もそれに応えて激しく演奏するがうるさくなく、気合いと柔らかみの絶妙な融合が何とも言えない素晴らしい仕上げになっていました。正に老木に花の咲く如し、能には果てあるべからず。若いうちに到達出来ないからこそ一生を掛けてやる価値のある芸能だと思うのです。

なので今日の祥人さんとの忠度、自分としてはまだまだ不本意。激しく打って柔らかい芸境はまだまだ先があります。その為の現在なのですから。

2008年05月05日

広忠舞台日記 4月26日

宝生能楽堂において堤由美子様の御社中会、能1番と囃子9番、もう手は限界にきている。明日が終わったら次は土曜まで本番がないので手を休めることが出来るので今日明日で手を潰す覚悟がなければ明日も乗り切れないでしょう。

南座三響會の取材会が行われました。

5月27、28日にの三響會南座公演の取材会が4月下旬、京都市内で行われました。
関西の新聞各社の記者の皆様からの質問を受け、三兄弟が公演に対する思いなどをお話させて頂きました。

まだ、チケットもご用意できるそうです。
チケットぴあさんでもご購入いただけます。
みなさま、是非お誘い合わせの上、ご来場くださいませ。
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2008年05月06日

傳左衛門日記 4月28日

三響會南座公演の記者取材会のため京都へ。
我ら三兄弟の性格の相違は自他ともに認めるところだが、私は二時間前に京都入りして近くの古道具屋で時間をつぶし、傳次郎は三十分前の丁度良い頃合い、広忠さんはギリギリで、南座のスタッフさんを慌てさせた。
去年は関西初演と鷹揚にご覧いただいた方もいらしたと思うが、今回は通用しない。今回こそ我々の勝負になる。それに相応しいプログラムを組み、出演者にもご協力いただく事が出来た。あとはそれを如何に大勢の皆様に知っていただくか、実に重要な取材会である。常にも増して熱っぽく、若き主張をぶつけていった。
終了後は解散。昔からよく行く、仁和寺門前の仏風京懐石「左近」へ立ち寄って帰京。

広忠舞台日記 4月27日

宝生能楽堂において堤由美子様の御社中会第二日目、能1番と囃子8番。自分の舞台に対するポリシーは、一日の気力体力は全て舞台で使い果たすという考えなので、終わった後はやはり体は動かず、何も考える余力も残っていない。この日ばかりは飲みに出る気もしませんでした。

2008年05月07日

広忠舞台日記 4月28日

南座へ行き三響會の記者会見。記者様方大勢お集まり頂き有り難かった!南座さんのおかげです。
傳左衛門・傳次郎両氏のまともな応対に比べて小生のいささか過激な発言の数々。丁度いいバランスかも知れませんが、改めて弟たちの大人な言動に感じ入りました。
三響會においては能・歌舞伎の優劣は全くなく、むしろエンターテインメントとしての能の愚劣な部分をさらけ出したい、或いは切り落としたいというのが自分の中では第一コンセプトなので、普段から感じている能の演出等の現代性といったものは大いに追求していきたいと思っております。猿之助歌舞伎の3Sではありませんが、お客様への見せ方というものは能楽堂以外での公演の折には変えて然るべき。現在に生きる演劇としての能を見せるのであれば演者も覚悟して頂かないと困る訳です。ホームグランドの能舞台を離れての安達原、現在と未来の能楽界を牽引する観世宗家と分家にお舞い頂くのもそういった三響会の思いが込められている訳です。江戸前を体現する両巨頭に特出頂いての上方芸能のホームグランドに対しての殴り込み。そのように思っているのはrock spiritの小生だけでしょうか!?
南座さんで三響会をさせて頂ける有り難みと舞台への闘志が燃え上がった会見になりました。

終わってから甲部歌舞練場へ行き、都をどりの4回目を観に行く。成程納得。見せ方というものは会のコンセプト・客層によって変えるものであり、それに伴う役者の基本技術や舞台に掛ける思いというものは不変であるとあらためて発見致しました。普遍性ではいけないということでしょうか!? やはり囃子方なので地唄と囃子の掛け合い、それに付いてくる芸舞妓さんの動きといったものから見てしまいますよね!?

2008年05月08日

傳左衛門日記 4月29日

ベルリン公演稽古。再演を重ねている"夏祭浪花鑑"だが、今回は世界的な和太鼓奏者の林英哲さんの弟子で、3月に行われた世田谷パブリックシアターの"獅子虎傳阿吽堂"にも参加した上田秀一郎さんに加わってもらっている。勘三郎さんに英哲さんの曲を聴いて頂きお願いし、強引にプロデューサーに仰っていただいた。僕と勘三郎さんのイメージでは、既にシーンと音が合っていた。失敗するはずがない。
稽古開始前、皆さんへの紹介がてら、上田さんにソロを演奏してもらった。皆度肝を抜かれ、僕はしてやったり。
今回の音は相当良くできたと自画自賛。コクーン、松本もお楽しみに!

2008年05月09日

傳左衛門日記 5月9日

今からベルリンに行ってきます!
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広忠舞台日記 5月3日

横浜金沢八景にある称名寺というお寺の池の前で薪能、桜間右陣氏の石橋を打つ。今日は昼過ぎ迄雨が降り続いており地面は雨を吸い取っていて、しかも後ろは池。大鼓にとって良い環境である筈がありません! 湿度で声は楽でしたが調子(音)は… かなり苦労致しました。

家に22:00手前に戻り、昔からハマっているドラマ「相棒」を見る。あの絶妙な会話劇がファンのツボを押さえるのでしょうね!

見終わって風呂に入ってから寝酒に六本木 Le Peu にこれまた久々に飲みに出ました。4月はスケジュール的になかなか来れなかったのでいい息抜き。

2008年05月12日

四月の舞台より(傳次郎日記)

四月は四国・こんぴら歌舞伎に参加。
我々が行った時は桜が満開で、三月のバタバタスケジュールを忘れさせてくれるような景色でした。
今回の座頭は海老蔵さんで今年二回目の担当。
この金丸座でもさすが“市川海老蔵”といった迫力の舞台。特に「暫」は圧巻!狭い芝居小屋であの衣裳とあの美術!若さの勢いだけではなく野性味溢れる感性やあの豪快な動きや形は“華”という言葉がぴったりな役者。
また夜の部の「夏祭」も勘三郎さんの指導のもとよく研究され初役とは思えない程、自身の「夏祭」になったと思いました。

常に刺激を求めている男がいると、こちらも触発されて仕事が本当に面白くなります。
これは我々の世界では最も大切な事だと改めて実感しました。。。

また今回の公演で「供奴」の尾上右近クンが素晴らしかったです。まだ15歳という年齢!
芸に年齢は関係ありませんが、一生懸命な15歳の青年に心を動かされました!
芸は“うまい”とか“へた”ではなく、いかに“実直”に“一心”にやるかだ、と自分が本腰を入れて修行していた10代の頃、師匠・佐太郎に言われた言葉を思い出しました。

こんぴらでは芝居が18時に終わるので、宿でご飯を食べ温泉に入り運動したりと健康的な生活(笑)
たまに海老蔵さん松也クン右近クンとお酒を飲み(右近クンはウーロン茶)、夜遅くまで芸談したり、将来の話をしたり、みんなで露天風呂に入ったり…と、とても思い出に残る一ヶ月でした。
ちなみにこんぴらさんの石段は7回上がりました!

2008年05月13日

記者懇談会を終えて・・・(傳次郎日記)

4月28日に記者懇談会を終えて、いよいよ三響會の最終準備。。。

十年続けていても、当たり前ですがやはり毎回苦労します(泣)

特に京都はまだ二回目なので、自分のこだわりだけが暴走してしまわないように美術や照明などスタッフとのコミュニケーションを大切にしなければなりません。三響會は「音」「演者」「舞台」の三つが合わないと成功には繋がりません。この何年はずっと演出や美術を任されているので責任重大!お客さまには耳と目で楽しんで頂きたいので今回も頑張ります!

記者懇談会で記者の方から三響會の今までの10年と今後の10年は?という質問がありました。私は今までは「挑戦」してきた10年、そして今後は「勝負」の10年ですと答えました。

今までの10年は我々の師匠や先輩方の後ろ姿を追ってきた10年。両親から学んだ“守る難しさ”、幼い頃より先代の観世銕之亟先生のもとで学んだ“革命的な思想”、歌舞伎では玉三郎さんに学んだ“美へのこだわり”、猿之助さんに学んだ“中身のあるエンターテイメント”が今の三響會に活かされるように意識してきました。この先輩方には本当に夢をみさせていただき、少しでも近づけるように…と今でも思っております。

これからの10年もそれを活かし、また自分のハードル上げていろいろな「勝負」ができれば素晴らしい10年になると信じています。今年は夏にも秋にも企画を考えているので、まだ発表はできませんが皆様よろしくお願いします。

まずは南座・三響會が無事に盛会になるよう努力です!!!

2008年05月21日

傳左衛門日記 5月20日

既に伯林公演の盛況ぶりが日本にも伝わっている模様。今迄の「夏祭浪花鑑」とは全く違う物になった。
最大の違いは和太鼓の上田秀一郎君の演奏がよく填まってくれた事。
林英哲さんに、家元に全て預けるのでお願いしますと言われた手前、又彼をブッキングした僕の面子も有る。無責任な事はさせられない。
立ち回りには彼のソロを多用した。前に中村屋に聴かせた英哲さん作の「三つ舞」のウ゛ァリエーションと大太鼓ソロ。大太鼓は元々考えていたが、スペースの問題で諦めていたのを、勘三郎さんの熱望により、スタッフの方々が工夫してクリアしていただく事が出来た。
上田君も歌舞伎という慣れない環境の中、実に素晴らしい演奏をしてくれている。
今回は上田君と田中社中との合奏も有るため、開演前に毎日練習をしている。皆上手く打ち解け、刺激され、良いチームになってきた。
三響會の為、ルーマニア公演には参加しないが、安心して彼等に任せる事が出来そうだ。
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2008年05月22日

傳左衛門日記 5月22日

素晴らしい公演だった。ドイツ人は音楽が身近に有るので耳が肥えているし、ちゃんと音楽家を讃える土壌が有るからとの勘三郎さんのお言葉で、今回は音楽家全員、連日カーテンコールで盛大に讃えていただいた。千穐楽は感動して涙が出そうになった。残念ながら日本での歌舞伎公演では味わった事は無い。勘三郎さんや玉三郎さんは、心から音楽家を大事に思ってくれるので、本当に勤め甲斐がある。
囃子チーム皆で打ち上げをし、興奮したまま荷造りに入り朝を迎え、寝坊が怖いので散歩に出た。
宿泊は旧東ベルリン地区。統一ドイツの首都になって十数年だが、明らかに東西の街並が違う。東地区は工事中の建物も目立つ。昼過ぎの便でミュンヘンで乗り換えて日本へ。いよいよ三響會モードに突入する。
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第六回 囃子の会

「公演情報」に、亀井忠雄・田中佐太郎主催「第六回 囃子の会」の詳細を掲載いたしました。
ぜひご覧ください。

「第六回 囃子の会」詳細
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2008年05月29日

三響会倶楽部入会に関して

南座三響會へは多数の御来場を賜り、誠にありがとうございました。

さて、現在三響会倶楽部のWEBでのご入会受付を一時停止させていただいております。
三響会倶楽部へご入会をご希望の方は、
お問い合わせのメールフォームや、電話・FAXなどで
三響會までご連絡を頂けます様、お願い申し上げます。
御面倒をおかけしますが、よろしくお願い痛いします。

2008年05月30日

「能楽現在形 劇場版@世田谷」のおしらせ

世田谷パブリックシアターにて、広忠が出演いたします。「能楽現在形 劇場版@世田谷」が開催されます。
皆様、ぜひお運びくださいませ。

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能楽現在形 劇場版@世田谷
半能「融」 能「舎利」
2008年6月20日(金)~6月22日(日)

 能楽のあらゆる可能性を求めて活動する一噌幸弘、野村萬斎、亀井広忠の三人が発足した「能楽現在形」。“能は能か、演劇か”をコンセプトに、能楽の持つ総合芸術としての可能性を探求する劇場版の第2弾です。
 今回は、足疾鬼(そくしっき)と韋駄天(いだてん)の壮大な争いが見どころの能「舎利」を上演します。シテ方には前回に引き続き、片山清司師(観世流)、狩野了一師(喜多流)、金井雄資師(宝生流)を迎えます。月のイメージで統一された優美な舞を中心におおくりする半能「融」とともに、それぞれの流派によって引き出される魅力をたっぷりとお楽しみいただけます。
各公演終了後に行う、シテ方を交えた幸弘、萬斎、広忠の日替わりトークにもご期待下さい。

■会場:世田谷パブリックシアター(東京・三軒茶屋)
■S席7,000円 A席5,000円 B席3,000円
■問合せ・お申込
 劇場チケットセンター TEL:03-5432-1515(10:00~18:00 月曜不定休)
 劇場オンラインチケット(要事前登録・24時間受付)
 http://setagaya-pt.jp/(パソコン) http://setagaya-pt/m/(携帯)

■演目と主な配役
 ●6月20日(金)観世流 19時開演+ポストトーク
  半能「融 十三段之舞」 シテ:観世喜正 ほか
  能「舎利」  シテ:片山清司 ツレ:関根祥人 ワキ:宝生欣哉 アイ:野村萬斎
     笛:一噌幸弘 小鼓:観世新九郎 大鼓:亀井広忠 太鼓:助川治 ほか
 ●6月21日(土)喜多流 19時開演+ポストトーク
  半能「融 笏之舞」 シテ:友枝雄人 ほか
  能「舎利」  シテ:狩野了一 ツレ:大島輝久 ワキ:森常好 アイ:野村萬斎
     笛:一噌幸弘 小鼓:成田達志 大鼓:亀井広忠 太鼓:金春國和 ほか
 ●6月22日(日)宝生流 18時開演+ポストトーク ※英語字幕あり
  半能「融 遊曲」 シテ:武田孝史 ほか
  能「舎利」  シテ:金井雄資 ツレ:辰巳満次郎 ワキ:宝生欣哉 アイ:野村萬斎
     笛:一噌幸弘 小鼓:成田達志 大鼓:亀井広忠 太鼓:観世元伯 ほか

南座・三響會無事終わりました!(傳次郎日記)

皆々様のおかげをもちまして南座・三響會が無事に終わりました。
平日にもかかわらずたくさんのお客様にご来場いただきホントに感謝です!
今回は27・28日の2日間、昼夜4回公演といつもの東京公演より多く、
4300人という壁に不安はありましたが、当日に支配人から動員数を聞いてビックリ!
この何ヶ月の努力が報われた瞬間でした!!!まさにお客様は神様です(笑)

また今回は豪華・豪華のゲスト揃い!観世宗家、銕之丞先生、千之丞先生にご出演・ご協力を願えたことは三響會にとりましてこの上ない喜びです。観世宗家と銕之丞先生は幼少時代から大変可愛がっていただきました。千之丞先生は狂言だけでなく“演劇人”として最高峰のお方です。そのような方々に我々のような“生意気な若造”の会にご出演いただけたのは本当に「夢」のような二日間でした(涙)!五人三番三の千之丞先生、最高でした!「レディース・アンド・ジェントルマン!」私の“おふざけ”で入れたセリフにお付き合いいただきありがとうございました。。。

また歌舞伎界から二年連続で孝太郎さんにご出演いただきました。
染五郎さんには前日まで演舞場に出演されていたので27日の朝に京都に着き、安達原と船弁慶の舞台稽古をして本番2回公演と超~ハードスケジュールにもご協力いただきました。
亀治郎さんも私の“わがまま演出”にご協力いただき安達原の最後の飛び込みも「義経千本桜」の知盛のように背中から落ちていただきました。この演出も27日の舞台稽古で決まり
「亀治郎さん!背中からいこう!」と言ったら「本当に!?無理!無理!」と返され…「怪我しても保証しないけど絶対背中から!絶対効果的だし!」と強引におしたら「わかったよ…ただ気が変わったらゴメンね!」と。この瞬間“この男は必ずやる!”と確信しました!なぜなら「市川亀治郎」だからです(笑)!本番で飛び込みの瞬間お客様からの驚きの喚声があがり、太鼓を打ちながら心の中ではガッツポーズしていました!背中落ちは前回の安達原でもやる予定だったのですが、セリの都合で断念した演出だったので今回夢が叶いました!

勘十郎さんは去年の10月の東京公演に続き「月見座頭」をお願いしました。「月見座頭」は私のお気に入りの苫舟(勘十郎)作品です。苫舟作品はこれからも三響會で上演できる機会を増やしたいと思っております。
三響會がこうして続けられるのも出演者・スタッフに恵まれ、お客様にも恵まれていることだと思います。みなさんに感謝!

次回の三響會がまだ発表できていませんが…次も必死に頑張りますので、みなさま応援の程よろしくお願いいたします。



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