今月の歌舞伎座では昼の部の序幕「春の寿」を演奏している。"三段返し”という三本の舞踊を一幕で上演する形式で、曲も長唄、義太夫、長唄と変化する。その打ち分けも中々難しいのだが、難しい事が好きな捻くれた性分のお蔭で、日々楽しく演奏している。
今月は珍しく、というか久々に傳次郎と同じ舞台で演奏している。三響會を御贔屓の方々は不思議なコメントに思われるかも知れないが。
近年の歌舞伎人気で全国の劇場で歌舞伎が上演されるので、私と傳次郎はそれぞれの劇場に別れ、演奏を取りまとめている。お蔭で同じ舞台に出る機会が激減している。歌舞伎や伝統邦楽が評価されている証なので大変に嬉しく有難いのだが、手前味噌乍らやはり私の小鼓と傳次郎の太鼓が揃うと、実に演奏全体をまとめやすい。今年は少なくとも秋までは歌舞伎の本公演で組む機会は無い。"獅子虎傳"と同様に今月の歌舞伎座昼の部もぜひご覧頂きたい。

コメント (1)
舞台もブログも楽しみにしております。
本日、初日以来二度目の昼の部を拝見しました。
囃子の皆さんが下手手前ということで、普段聞けない息遣いのみの合いの手(というのでしょうか?)も聞き取れて興味津々でした。が、鳴物の皆さんに注目していると役者さんが見られない、というジレンマも同時に(^^;
今日23日、太鼓は傳次郎さんだったでしょうか。違う方のようにお見受けしましたがはっきりせず・・・
投稿者: coco | 2008年03月23日 23:27
日時: 2008年03月23日 23:27