« 傳左衛門日記 11月4日・下関、京都 | メイン | 傳左衛門日記 11月5日・京都、金沢 »

広忠舞台日記 9月30日

7:30の新幹線で京都へ。味方玄氏の演能会「テアトル・ノウ」で彼の野宮を打ちに行く。札幌―東京―京都と、そろそろ体も限界!?朝御飯は京都駅で済ませた。
本日の主催者であられる味方氏とは私が15歳で彼が23歳の時からの付き合いになる。二人とも能が好きで好きで、玄ちゃんと能の話をしたい為に夏と冬と京都へ旅行に出掛けては彼の家に泊まらせて頂き、朝まで能談議に夢中になっていた。自分は当時高校生。よくもまあこんな生意気な小僧の相手をして頂いてたなぁと、彼には今でもこれからも感謝多謝!!刺激を求めてやまなかった高校時代。味方さんに教えて頂いた能の話は僕の血となり骨となり、自分の役者形成する上で大いに役立てたさせて頂いたと心の底から感謝している親友であり先輩の一人です。
そんな玄ちゃんの野宮。初演にも関わらず相変わらず見事!観世寿夫を崇拝する、彼の意図するところがよく伝わってきます。地頭は片山清司氏。この清司さん、私とは先代銕之丞門下で僕が兄弟子。細かく言うと私は3歳から銕先生に師事しており、僕が8~9歳の時に入ってこられたので、入門はこちらが先と言えば先ですが、向こうは道成寺までされてから銕先生門下となられているので、僕にとっては清司さんは兄弟子という思いが強いです。年は10歳上ですが、同じ時代に銕先生に教えをうけた者同志。芸系が同じというのは心強いものです。曲の位取りや考え方・向き合い方がお互いによく解るんですもの!そしてなんといっても片山清司最大の魅力は常に自己の限界を突き破れるところ。それこそ毎回の舞台で自分は死んでも構わない!という強い意思表示の表れであり明日に向けての役者の血肉を作る作業なんですよね。同じ時代に片山清司・味方玄・野村萬斎といった役者たちと生まれて本当に良かったな!と思っております。
夜、東京に日帰りし、ミッドタウンにある友人宅へご招待を受け食事に出かける。時間は23:00頃。明日も早いし、ホームパーティー形式なので1時間足らずでお先に失礼した。そこでバイオリンの高嶋ちさ子さんとピアニストの加羽沢美濃さんというお二方を紹介して頂いた。僕は普段メタルロックやバンドロック系のものしか聴かないので、その他のジャンルの音楽に関しては知識がほとんど無く、ましてやクラシックは遠い存在になるので、お二方のことは大変に失礼乍ら全く存じ上げなかった。
しかし後日人から伺った話によると、ご両人ともその世界ではかなりの方達らしいですね?!自分の不勉強を恥じております(泣)
後日加羽沢氏のCDを聴かせて頂きましたが、これがまた素晴らしかった!耽美的であり乍ら憂愁の感有り。一つ自分の芸道に役立ててみたいと思いました。様々なシチュエーションでヒントが頂けるものですネ!

トラックバック

このエントリーのトラックバックURL:
http://www.sankyokai.com/cgi-bin/mt/mt-tb.cgi/32

コメントを投稿

(いままで、ここでコメントしたことがないときは、コメントを表示する前にこのブログのオーナーの承認が必要になることがあります。承認されるまではコメントは表示されません。そのときはしばらく待ってください。)