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広忠舞台日記 9月16日

梅若会で「善知鳥」(シテ松山隆雄氏)を打つ。地頭は梅若六郎師で小鼓は観世新九郎氏。真摯な舞台姿勢と言えば私は新九郎氏の鼓は高く評価できます。地頭の六郎先生、喜多流の友枝昭世先生と並んで、間違いなく能楽界NO.1の役者でしょう!
僕には師と呼べる人が4人います。両親・先代八世観世銕之丞先生・そして梅若六郎先生の四方です。
両親には囃子方としての基礎技術と生き方を、銕之丞先生には能の謡と型(舞)と演劇としての能の存在のあり方を、そして六郎先生には能の面白さや楽しさ・明るさと言った能の可能性といったものを教わってきました。銕先生も六郎先生も私が高校生の頃から早々と抜擢していただき、次々に大曲を与えて下さり鍛え上げて下すった!自分の能楽師人生に欠かせない大恩人の先生二人です。難しさに厳しさに楽しさ、技術、全てを叩き込んで頂きました。
自分の舞台の基本理念・構築の仕方はこの4人の師匠の教えが土台です。
さてこの日の六郎師匠、抜群に"面白い"地謡を謡われてらっしゃいました。舞台では苦しんでばかりの自分が久々に"楽しい~♪"って終始思い乍ら打てた。全ては先生の吸引力です。また申し合わせと全然位取り(ペース)も息の詰め方も緊張感がガラリと変わっていた。このような舞台にはなかなか出会えません。実は能を動かすのはシテよりも、地謡のリーダーである地頭と囃子方のリーダーである大鼓の二人のコンサートマスターが、曲のタクトを振っているのが能の劇進行になるのです。もちろん、主役のシテという直接言葉で指示しない指揮者の意向を受けて!
梅若会の善知鳥の後は、車で急いで玉川高島屋へ向かう。当然自分の運転!移動及びスタンバイ含め1時間しかない!!だがなんとか間に合った。一息つく暇もなく、玉川高島屋の屋上で、現・銕之丞先生の薪能で「融」。新九郎氏もご一緒。やはり掛け持ちはキツイ(泣)

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コメント (1)

みなみ:

いつも楽しくブログ拝見しております。初めてコメントいたします。幸政先生の追憶公演でご挨拶させて頂いた者です。ひっそりコメント付けようと思い、日が経つのを待っておりましたm(__)m
梅若の『善知鳥』伺っておりました。こんなに面白い善知鳥は初めてで、特に翔前からの大小の囃子バトルはにやにやしてしまいました。ツッチョンとお互い詰めるところ、とっても好きでした。掛け持ち、大急ぎでしたね!お疲れ様でした…私もはしごの予定だったのですが、間に合わずでした…(/_;)

寒い時期に突入しますね。どうぞお身体お気を付けて。ブログ更新も舞台も、楽しみにしております。

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