2008年06月30日

傳左衛門日記 6月29日

基本的に音楽を聴くのが好きである。定期的に様々なジャンルに走ったり、一切聴かない「音抜き」生活になったりだが、クラシックは変わらず聴いている。といっても特定の贔屓が有る訳でなく、幅広く聴いている。
LONDONで友人等とムール貝を食した事は書いたと思うが、その時に一人の日本人女性ピアニストの話題が出た。お名前はMs.Yurie Miura。ROYAL ACADEMY OF MUSICの院生で、5月頭に学内でやったCONCERTが実に良かったとの事。ACADEMYのサマースケジュールの写真を観たら、凄く綺麗で二度驚いた(笑)
とにかく、友人がそこまで言うなら、音を聴いてみたい。こういった二物を持っている人が出てくるクラシック界は、やはり広い…。

2008年06月27日

傳左衛門日記 6月25日

帰国日。飛行機は夜なので、昼間は友人と、その友人のROYAL ACADEMY OF MUSICの講師とやらいう御仁と、その斜向かいに有る何とか大学の学生とLUNCHをする。彼等は、日本の古典邦楽の譜面に書けない口伝だらけの音楽論と、その為の徒弟(書生)制度による教育論に興味が有るそうだ。
この時期のEUROPEはムール貝が実に美味しい。SIMPLEな白ワイン蒸しを頼んだが、友人がめいめいに1POTも頼んだのには驚いた。彼らはその上山のようなポテトを頬張り、ジュースのようにワインをあおる。考えられない…
慌しいLONDON滞在だったが、たった三日でも日本の梅雨の湿気から逃れる事が出来たのは嬉しい。又明日から、あのうんざりする湿気と、それから訪れる暑い夏との格闘だ…あと一時間と少しで又々機上の旅人になる。
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2008年06月26日

傳左衛門日記 6月24日

昨日の初日を済ませ、今日は僕も、誰より野田さんもやっと八月歌舞伎座「愛陀姫」の打合せをする気になった。
この前の録音を聞かせる。少し音を聞いて直ぐにIMAGEが沸いてくる様は、流石は「野田秀樹」。凄い人だ。
音は全てOKどころか大絶賛していただいた。僕らKABUKI「AIDA」ORCHESTRAのMEMBERの苦労が少し報われた感じだ。
終演後は野田さん達と大使館の方絶賛の海老雲呑スープを食べる。おかわりする程美味しかった。

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2008年06月25日

傳左衛門日記 6月23日

朝から頭が重い…完全な時差ボケだ。COVENT GARDEN近辺で適当なブランチを済ませSOHO THEATREに入る。
今日は「DIVER」のPRESS NIGHT。今日の劇評で明日以降の入りと今後の評価が決まる。
COMPANYが皆ピリピリしている。野田さんは誰とも口をきかず、台本に集中し、まさに取りつく島もない。反対にキャサリンは驚く程のハイテンション。片や「野田秀樹」、片やウエストエンドで引く手あまたのオリヴィエ賞女優、今夜が如何に重大かを本当に知り尽くしているからこそ緊張するんだなと改めて感じた。
初日過ぎてTICKETが動くウエストエンドでは珍しく、プレビュー期間中に相当売れたらしい。プレビューを観た客の口コミだそうだ。
初日の芝居が始まる。稽古を何度も観ているが、やはり本番のテンションは違う。STAFFも皆さん本当に素晴らしく、こんなCOMPANYに参加出来た事を嬉しく思う。
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2008年06月24日

傳左衛門日記 6月22日(英国時間)

今回のフライトはいつものANA。やはり慣れた食事とサービスは良い。全く時間を感じなかった。
又もやHEATHROW空港に降り立つ。地下鉄といい、この街独特の埃臭さは何処から来るんだろうか…
今日はサッカーの欧州選手権イタリア対スペインで、中継しているPUBというPUBは大混雑だ。ENGLANDは残念ながら本戦に出場出来なかったが、出場していたらこんな騒ぎでは済まない…身の安全と街の治安の為には良かった(笑)
それにしても実に気候がよい。からっとしていて、気温も夕方以降は半袖では些か肌寒い程だ。夜22時を過ぎても明るく、滞在先のFLATに帰るのも怖くない。
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2008年06月23日

広忠舞台日記 5月27日(火)

南座三響會初日。
朝10:00から場当たり。能の安達原に関しては場所決めのみで申し合わせ一切なし。船弁慶に至っては今日初めて能・歌舞伎チームが揃う。とにかく忙しい役者同士が集うことはなかなかに難儀である。
楽屋でも舞台稽古でも染五郎さんや亀治郎さんが集うと壮観である。亀ちゃんは此度は我々三兄弟に御自身の本をサイン付きで下すった。中をパラパラめくってみると何と我々三兄弟のことも書いてある!! 有り難かったねぇ♪ 皆様、是非とも亀ちゃんの本、購入して頂けましたら幸いに存じます。

会そのものに関して思うのは、結成10年を越えたせいもあり、兄弟同士ではだいぶ落ち着きは出てきたかも知れない。皆三十路を越えたことも幸か不幸か、ペース配分といったものも考えるようになってきたように思える。いいことだと思う。熱い魂は各々保ちつつ、演奏しながら客観的に周り(お客様含む)を見つめるプロデューサー的視点もなければ暑苦しいだけの舞台になってしまう。それではこの10年で何の成長もない。
三響會のコンセプトとして先ずは囃子を中心に、仲立ちとして能らしさ・歌舞伎らしさを全面に押し出していくのが第一儀。それぞれのエッセンスというか面白い部分をレビュー的に惜しげもなく出してゆく。戯曲の流れを無視することなく、そして大事なのはなるべく短く分かりやすく。短く!というのがポイントです。 どうしても当たり前に古典を繋ぎ合わせて披露するだけでは長くなりがちになってしまう。お客の飽きない範囲を見極めるというのが最も重要なポイントとなります。なので能と歌舞伎による石橋なり船弁慶なり出来るだけ上演時間を削っていく作業が必要なのです。

三響會の二日間の感想は明日の舞台後に述べる方が良いでしょう。

ちなみに初日終了後は染五郎さんと飲みに行きました! 憧れの兄貴と飲めたのは嬉しかったす!! とにかく芝居命の方だなと思いました。自分の知名度の為に動いている芸能人とは違い、重みを背負って生きている役者魂のみで存在されてる方です。亀ちゃんや勘太郎くんも然り、同じ意識で舞台に命懸けている仲間は嬉しくもあり、有難い存在です。

傳左衛門日記 6月22日

またまた成田。今月二度目のLONDON行きで、今回は三泊五日のスケジュールである。
今回の目的は、野田秀樹さんと逢って明日プレスナイトを迎える僕の作調作品「DIVER」を観る事、そして何より8月歌舞伎座「愛陀姫」の音楽打合せである。15日迄に録音は済ませた。ネタバレするので多くは語らないが、演奏家や音響技師達の素晴らしい仕事振りを、僕の音楽コンセプトと共にもう少ししたらひたすら語るつもりだ。
写真のスーツケースは長年愛用のグローブトロッターのミニトローリーで、世界中同行している。良い鞄は旅の友。ステッカーを眺める度に旅の思い出が蘇る。
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